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Lotus Notes/Domino 8.5 が実現する新しい価値

 
Lotus Notes/Domino 8.5の紹介 | 基本コンセプト | 実現する新しい価値 |
Lotus Notes/Domino 8.5で実現されるお客様メリットについて、
  1. TCO削減とグリーンITの実現
  2. 管理コストの削減
  3. 柔軟なIT環境の実現
の3つの観点から、新機能を中心に紹介します。

1. TCO削減とグリーンIT

Lotus Domino 8.5サーバーでは多くの機能追加、機能改善を図り、ディスク容量やCPU使用率、I/Oビジー率の低減により、コスト削減とグリーンコンピューティングの推進を実現しています。またLotus Notes 8.5クライアントにおいても、より一層のTCO削減を推進しています。

ディスクスペースの節約
-Domino Attachment and Object Service (DAOS)機能

Domino Attachment and Object Service(DAOS)とは、文書に添付されたファイルをサーバー上の専用リポジトリーに保管する機能です。
DAOSは、サーバー上において同一と認識された添付ファイルを、データベース(アプリケーション)間で共有することにより、ディスクスペースを大幅に節約できます。添付ファイルを外部のファイルシステムに保存するので、NSFデータベース自体の軽量化も実現します。
図1は、Lotus Domino 8.0.x以前のメールボックスです。Samantha、Mike、Tedそれぞれのメールボックスに、Bigfile.xls、Hugefile.ppt、Podcast.mp3といった同一の添付ファイルが、重複して保存されています。例えば、サイズの大きいファイルを数千ユーザーに送信した場合、図1のようにそれぞれのメール受信者のメールボックスに添付ファイルが保存されるため、非常に大きなディスクスペースを消費しています。
図1 Lotus Domino 8.0x以前
しかし、DAOS環境であれば、図2のように、同一サーバー上に配信されたメールの添付ファイルは、Lotus Dominoサーバーがひとつにまとめて、ファイルシステムに保存します。この結果、添付ファイルを重複して保存することが無くなり、大幅なディスク容量の削減を実現します。
ユーザーの操作性は、DAOSを使用した場合も従来どおりのままです。DAOSを使用しない場合と同様に、添付ファイルのアイコンが文書上にあり、従来通りの操作が行えます。ユーザーがDAOSの使用を意識することはありません。
図2 Lotus Domino 8.5
DAOSを使用して保存された添付ファイルは暗号化されます。ファイルシステムからアクセスしても、ファイルを正常に開くことは出来ません。保存された添付ファイルは、それを参照する文書が存在する限り保管され、参照する文書が存在しなくなったあと、一定期間後にファイルシステムより削除されます。
また、DAOSはメールだけでなく、アプリケーションデータベースにも適用できます。ディスクスペースの消費を大幅に抑えることができます。

ディスクスペーススペースの節約-文書圧縮機能

Lotus Notes/Domino 8.5の文書圧縮機能を利用することでディスクスペースを節約できます。
メールで様々なコンテンツを送ることが一般的となりましたが、PrintScreenキーで取得した画面や、ペイントから貼り付けた画像については、ビットマップ形式のまま貼付されるため、予想外に文書サイズが肥大化してしまい、メールサーバーの容量不足を引き起こす原因のひとつとなっていました。Lotus Notes 8.5では、文書に貼り付けられたビットマップ形式の画像を自動的にGIF形式に変換して文書に保存しますので、ユーザーの手間をかけずに、文書サイズを小さくすることができます(変換を行わない設定も可能)。

ディスクI/Oの削減

TCO削減とグリーンITの実現には、ディスク保有トータルコストを削減することが重要と考えています。前述したDAOSや文書圧縮の機能により、必要なトータルディスク容量を削減することに加え、ディスクI/O操作の削減を実現しています。

2.管理コストの削減

ID管理工数の削減

IDボールト(=金庫)機能により、Notes IDファイルの複製をサーバー側で集中管理できます。Notes IDは、Lotus Notes/Dominoのセキュリティを確保する上で大変重要な仕組みです。管理者は、作成時のIDファイル、パスワードの管理・保管、最新のIDファイルの管理、ユーザーのIDファイル破損やパスワード忘れへの対応などの作業を行う必要がありました。
8.5より実装されたIDボールト機能は、最新のIDファイルの複製をサーバー側で安全に集中管理する機能です。IDボールトを活用することで、IDファイルに関わる作業を自動化、ユーザーのセルフサービス化が実現され、IDファイルに関わる管理工数を大幅に削減できます。

例)IDボールトによる、IDファイルの管理

  • 作成時のIDファイルの管理/保管
    →必要ありません。同時に作成時のパスワードも管理・保管も不要です。
  • 最新のIDファイルの管理
    →サーバー上のIDボールト上のデータベースに最新のIDファイルが保管されます。
    →クライアント側でIDファイルの更新があった場合も、自動的に更新されます。
  • ユーザーのIDファイルの紛失、破損
    →IDボールト上のデータベースから、最新のIDファイルをダウンロードできます。
  • パスワード忘れへの対応
    →パスワードリセット機能(ヘルプデスク、もしくはユーザー自身によるセルフリセットができます。)
    →Lotus Notesログイン画面での、パスワードを忘れた場合の対処方法を表示できます。
図3 IDボールト

サーバー管理のベストプラクティスの提供

IBM/Lotusで蓄積された、サーバー管理・設定に関わるベストプラクティスを標準化し、サーバー設定の評価及び結果のレポート作成ツール Domino Configuration Tuner(DCT)を提供しています。Lotus Dominoサーバーには数千の設定オプションが存在しますが、DCTを使用することで、既存のサーバー設定の診断、最適化するための設定項目の洗い出しおよび、問題があれば回避策や参考情報を見ることが出来ます。
DCTは更新版テンプレートが提供される予定となっているので、管理者は常に最新のベストプラクティス情報を入手でき、サーバー管理に関わるTCO削減に貢献します。
図4 Domino Configuration Tuner診断結果

3.柔軟なIT環境の実現

Lotus Notes 共用ログイン

Lotus Notes共用ログイン機能を使用すると、Windowsにログインするだけで、Lotus Notesのパスワードを入力することなく、Lotus Notesにログインできます。
Lotus Notes共有ログイン機能は、Windowsのパスワードが変更された場合でも有効に機能します。ユーザーはWindowsのパスワードだけを覚えておけばLotus Notesにログインできます。Lotus Notes共用ログイン機能を使用しても、Lotus Notes IDファイルは従来同様に動作しているので、セキュリティは保たれています。
図5 Lotus Notes共用ログイン

さまざまなクライアント環境をサポート

Lotus Notes 8.5では、Windowsだけでなく、主要なデスクトップOSでの稼動環境を提供します。具体的には、SUSE Linux、RedHat Enterprise Linux、Ubuntu LinuxといったLinux環境や、Mac OS 10.5(Leopard)に対応しています。ユーザーは日ごろ使い慣れた環境で、Lotus Notesを利用できます。

複数カレンダー表示

Lotus Notes 8.5では、複数カレンダー表示機能により複数のカレンダーを重ねて表示できます。
例えば、スケジュール調整のために、複数のユーザーのLotus Notesカレンダーを同時に見たい場合、他のユーザーのLotus Notesカレンダーを自分のカレンダーに重ねて表示することが出来ます。また、この複数カレンダー表示機能は、Lotus Notesカレンダーだけでなく、iCalendar(iCal)フィード、Google Calendar、Lotus Notes TeamRoomカレンダーにも対応しています。ビジネスではLotus Notes、プライベートではGoogle Calendarをお使いのユーザーの場合、ビジネスの予定とプライベートの予定を、簡単に重ねて表示することができ、利便性が大幅に向上します。
図6 複数カレンダー表示機能

Webブラウザー向けクライアントの向上

Webブラウザーを利用するDomino Web Access(DWA)は、Lotus Notes 8.5から、Lotus iNotesへ改称されました。Lotus iNotesは、従来のフルモード、ライトモードに加え、モバイル機器上での利用を想定した、ウルトラライトモードを追加しました。
Lotus iNotesフルモードは、文書やビューをより使いやすく表示するための新しいタブフレームワークの採用、カレンダー統合機能、サイドバー機能をサポートしました。
図7 Lotus iNotesフルモード
Lotus iNotesライトモードは、ネットワーク帯域の狭いロケーションでの利用を想定したモードです。8.0までは、DJX(Lotus Domino日本語拡張機能)に対応していませんでしたが、8.5からはDJXへの対応、通常のカレンダー表示、スケジュール作成などが可能となり、フルモードに近い機能を提供しています。
Lotus iNotesウルトラライトモードは、現時点ではApple社のiPhoneとiPod touchをサポートしています。メールやカレンダー、連絡先の機能を提供しています。Lotus iNotesユーザーは、ワンタッチで、受信ボックスや一日の予定、連絡先を確認できます。
図8 Lotus iNotes ウルトラライトモード


ユーザーは、Lotus Notesを利用するネットワーク環境に応じて、フルモードとライトモードを簡単に切り替えて利用することが出来ます。

柔軟なアプリケーション開発環境の実現

Lotus Domino Designer 8.5では、見栄えよく、使い勝手の良いアプリケーションを実現する、Web2.0に対応したアプリケーション開発が可能になりました。新しい設計要素「Xpages」を利用することにより、あまり深い開発知識を必要とせずに、Web2.0ライクなアプリケーションが開発できます。Ajax、JavaScript、CSS、XMLの利用および再利用が容易になり、開発の自由度が高まると同時に、開発効率が向上します。
また、既存のLotus Notes Dominoアプリケーションを、比較的低コストでWeb2.0ライクなアプリケーションに改良することもできます。
図9 XPagesを利用したディスカッションテンプレート

最後に一言

Lotus Notesが誕生して、今年で20周年を迎えました。Lotus Notes/Dominoはバージョンアップを重ねていく中で、ユーザーのコラボレーション環境の向上を実現してまいりました。
Lotus Notes/Domino 8.5では、ユーザーのコラボレーション環境の進化による生産性の向上だけでなく、ディスクスペースの節約や、サーバー管理の自動化による運用コストの削減、新しい開発手法の採用による開発コストの低減、ユーザーの既存IT資産の有効活用により、TCOの削減とサービス品質の向上を同時に実現しました。
Lotus Notes/Dominoを既にお使いのお客様はもちろん、他社のグループウェアをお使いのお客様につきましても、現在のお客様が抱えている課題を確認いただき、今回ご紹介させていただきました、Lotus Notes/Domino 8.5の採用を検討いただければと思います。
情報提供 日本アイ・ビー・エム株式会社 ソフトウェア事業 ロータス事業部

* LotusおよびLotus Notes, Lotus DominoはIBM社の米国及びその他の国における登録商標です。

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