Lotus Notes/Domino 8 クライアント環境
Lotus Notes/Domino 8がもたらす統合クライアント環境
Lotus Notesアプリケーションだけじゃない。ここまで作業できるクライアント環境
今回は、Lotus Notesクライアントの活用幅を広げるクライアント環境について、実際の利用メリットを見ていきたいと思います。
今回紹介する新クライアント環境により、Lotus Notesは従来のLotus Notesアプリケーション用クライアントという枠を越えた、統合クライアントソフトウェアとしての活用ができるようになりました。
今回紹介する新クライアント環境により、Lotus Notesは従来のLotus Notesアプリケーション用クライアントという枠を越えた、統合クライアントソフトウェアとしての活用ができるようになりました。
クライアント環境
- 文書ファイルの作成・編集機能「オフィス文書ツール」
- 作業の手間を削減する「コンポジットアプリケーション」
1.文書ファイルの作成・編集「オフィス文書ツール」
「オフィス文書ツール」はLotus Notes 8の標準機能として提供されています。
つまり、ほかのOfficeスイートをLotus Notesクライアントの画面内でエミュレートして動作しているのではなく、メニューに含めたインターフェースとも密接に統合されているということです。
Lotus Notes 8メニューの「ファイル」-「開く」を選択すると、さらに「ファイル」と「Lotus Notesアプリケーション」という2つの選択肢が現れます。
「Lotus Notesアプリケーション」は、これまでのバージョンのLotus Notesクライアント同様にローカルPC上、もしくはDominoサーバー上のLotus Notesアプリケーションを選択し、開くためのダイアログが出てきます。
ここで「ファイル」を選択すると、実に多彩な種類の文書ファイルを開くことのできるダイアログボックスが表示されます。
ファイルの種類を見てみると、Open Document Format系のファイルやMicrosoft Officeだけではなく、Lotus 1-2-3、Lotus Word ProといったLotus Super Officeのファイルまで対応していることがわかります。
つまり、ほかのOfficeスイートをLotus Notesクライアントの画面内でエミュレートして動作しているのではなく、メニューに含めたインターフェースとも密接に統合されているということです。
Lotus Notes 8メニューの「ファイル」-「開く」を選択すると、さらに「ファイル」と「Lotus Notesアプリケーション」という2つの選択肢が現れます。
「Lotus Notesアプリケーション」は、これまでのバージョンのLotus Notesクライアント同様にローカルPC上、もしくはDominoサーバー上のLotus Notesアプリケーションを選択し、開くためのダイアログが出てきます。
ここで「ファイル」を選択すると、実に多彩な種類の文書ファイルを開くことのできるダイアログボックスが表示されます。
ファイルの種類を見てみると、Open Document Format系のファイルやMicrosoft Officeだけではなく、Lotus 1-2-3、Lotus Word ProといったLotus Super Officeのファイルまで対応していることがわかります。
ダイアログボックスから文書ファイルを開くと、Lotus Notesクライアントの中で、それぞれのファイル形式に応じたエディターを用いて文書が表示されます。
画面上には編集用のプロパティボックスが用意されているとともに、メニューやスマートアイコンも通常のLotus Notesアプリケーション用のものから、文書編集用のものへと自動的に変わっています。
画面上には編集用のプロパティボックスが用意されているとともに、メニューやスマートアイコンも通常のLotus Notesアプリケーション用のものから、文書編集用のものへと自動的に変わっています。
ワープロ、表計算、プレゼンテーションなどのデータを扱うために、修飾、関数計算、スクリーン表示といったそれぞれ基本的な機能は兼ね備えています。マクロ等の高度な機能は互換性がないものの、表示や計算、アニメーションといった要素はできるかぎりの再現性を高める配慮が見受けられます。
また、文書ファイルの保存に関してはOpen Document Format系、Microsoft Officeのファイル形式で保存することができ、Lotus Notes標準の機能としてPDFファイルの出力も新たにできるようになっています。
また、文書ファイルの保存に関してはOpen Document Format系、Microsoft Officeのファイル形式で保存することができ、Lotus Notes標準の機能としてPDFファイルの出力も新たにできるようになっています。
ライセンス面では、Lotus Notes 8にリリースアップをすれば、「オフィス文書ツール」やPDF出力はLotus Notesクライアントの標準機能として含まれるため、追加のライセンスコストを必要とはしません。
現在利用されているオフィスツールの代替となるか否かは、オフィスツールの活用度により判断が分かれるところだと思います。しかしながら、文書ファイルを開いて確認する、簡単な編集を加えて保存する等の、基本的な機能を必要としているユーザー層に対しては、Lotus Notes 8の「オフィス文書ツール」での代替が可能です。現在利用されているオフィスツールの「フル機能」使用分として支払ってきたライセンスコストを抑制するといったシナリオが、今後の選択肢として考えられます。
現在利用されているオフィスツールの代替となるか否かは、オフィスツールの活用度により判断が分かれるところだと思います。しかしながら、文書ファイルを開いて確認する、簡単な編集を加えて保存する等の、基本的な機能を必要としているユーザー層に対しては、Lotus Notes 8の「オフィス文書ツール」での代替が可能です。現在利用されているオフィスツールの「フル機能」使用分として支払ってきたライセンスコストを抑制するといったシナリオが、今後の選択肢として考えられます。
2.作業の手間を削減する「コンポジットアプリケーション」
コンポジットアプリケーションはLotus Notes 8上で二つ以上のアプリケーションを、ひとつの統合されたアプリケーションとして利用するための機能です。
ごくごくシンプルに、画面を複数に分割してそれぞれのアプリケーションを表示するといった使い方もできますが、それよりもむしろ真価を発揮するのは、表示させているアプリケーション間でデータやアクションの連携を行う場合といえます。
ごくごくシンプルに、画面を複数に分割してそれぞれのアプリケーションを表示するといった使い方もできますが、それよりもむしろ真価を発揮するのは、表示させているアプリケーション間でデータやアクションの連携を行う場合といえます。
まずは一例として作成してみた「製品情報検索アプリケーション」の画面を見てみましょう。
このアプリケーションは、「製品情報データベース」「製品FAQデータベース」「製品ドキュメントデータベース」という三つのLotus Notes データベースから構成されています。それぞれのデータベースは個別のアプリケーションとしても利用することができます。
コンポジットアプリケーションが利用できないLotus Notes 7までのクライアントでは、それぞれを個別のアプリケーションとして利用するのが当たり前でした。例えばある製品に対する問い合わせが入った場合、担当者は3つのアプリケーションをそれぞれ開いて、同じ製品名をトリガーとしてそれぞれに対して検索をかけ、情報を入手する必要がありました。
Lotus Notes 8では、コンポジットアプリケーションとして「製品情報検索アプリケーション」にまとめることで、担当者は左上のフレーム(製品情報データベースのビュー)で製品名を選ぶだけで、「製品情報データベース」「製品FAQデータベース」「製品ドキュメントデータベース」の三つから該当する情報を一括して一画面内で得ることができるようになります。
左下の「製品情報データベース」内の該当する文書が表示される部分については単なるデータベースのプレビュー機能の応用ですが、右側の二つ「製品FAQデータベース」「製品ドキュメントデータベース」については、「製品情報データベース」のビューで選択した製品名をトリガーとして自動的に検索をかけ、該当する結果を表示するようにコンポジットアプリケーションとしての連携の設定がなされています。
このように、これまで三カ所に対して行っていた検索を一カ所に対して行えばよくなったため、大まかにいいますと作業の手間は三分の一に減少できたこととなります。
コンポジットアプリケーションが利用できないLotus Notes 7までのクライアントでは、それぞれを個別のアプリケーションとして利用するのが当たり前でした。例えばある製品に対する問い合わせが入った場合、担当者は3つのアプリケーションをそれぞれ開いて、同じ製品名をトリガーとしてそれぞれに対して検索をかけ、情報を入手する必要がありました。
Lotus Notes 8では、コンポジットアプリケーションとして「製品情報検索アプリケーション」にまとめることで、担当者は左上のフレーム(製品情報データベースのビュー)で製品名を選ぶだけで、「製品情報データベース」「製品FAQデータベース」「製品ドキュメントデータベース」の三つから該当する情報を一括して一画面内で得ることができるようになります。
左下の「製品情報データベース」内の該当する文書が表示される部分については単なるデータベースのプレビュー機能の応用ですが、右側の二つ「製品FAQデータベース」「製品ドキュメントデータベース」については、「製品情報データベース」のビューで選択した製品名をトリガーとして自動的に検索をかけ、該当する結果を表示するようにコンポジットアプリケーションとしての連携の設定がなされています。
このように、これまで三カ所に対して行っていた検索を一カ所に対して行えばよくなったため、大まかにいいますと作業の手間は三分の一に減少できたこととなります。
以上のようなコンポジットアプリケーションは、複数のLotus Notesアプリケーションを統合して効率性をあげた例となりますが、Lotus Notes 8はLotus Notes アプリケーション以外のWebアプリケーション、Javaアプリケーションもクライアント内で利用することができ、コンポジットアプリケーションの対象として組み合わせることもできます。
このようにLotus Notes 8は、これまで複数のアプリケーション(データベース)やクライアントソフトウェアをまたいで得ていた情報や行っていた作業を、ひとつのクライアントソフトウェア内で連携や統合も含めて行える可用性を持っています。
日々の作業にてアプリケーション、クライアントソフトウェアが分断されている箇所を見直してみて、Lotus Notes 8で効率化が可能かどうか、ご検討いただきたいと思います。
日々の作業にてアプリケーション、クライアントソフトウェアが分断されている箇所を見直してみて、Lotus Notes 8で効率化が可能かどうか、ご検討いただきたいと思います。
ちなみに、以前のバージョンで作成・利用されてきたLotus Notesアプリケーションは、Lotus Notes/Domino 8にリリースアップしたあとも無駄にすることなく、何らかの形で利用可能になると推測されます。(Lotus Notes/Domino 8対応の移行チェックツールも、現在、日本アイ・ビー・エム株式会社により提供が予定されています)
次回は、「情報系システム見直し時における検討ポイント」について解説させていただく予定です。


- Notesマイグレーションの課題と解決策
- Lotus Notes/Domino 8.5の紹介
- iPhoneによるウルトラライトモードの利用
- Lotus Notes/Domino 8.5が実現する新しい価値
- Lotus Notes/Domino 8.5 基本コンセプト
- NotesDomino7マイグレーション事例
- なぜLotus Notes/Dominoをマイグレーションするのか?(2)
- なぜLotus Notes/Dominoをマイグレーションするのか?(1)
- Lotus Notes/Domino 8 新コラボレーション機能
- Lotus Notes/Domino 8の紹介
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